みなさん,こんばんは!
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)です。
今回は英語と言っても国で発音だったり方言があったりします。
その中でも、英語圏で代表的な国であるアメリカとイギリスの英語について解説します。
アメリカ英語とイギリス英語は、どう違うのでしょうか?
まずは発音の違いからみてみましょう。
①発音の違い
有名なのが「I can~」の発音です。
アメリカでは「アイ キャン」、イギリスでは「アイ カン」になります。
アメリカのRは、舌を巻いて音がこもりますが、イギリスのRは、発音せずそのまま伸ばします。例えば「more」。アメリカでは「モア」、イギリスでは「モー」。
アメリカのTはラ行、イギリスのTはタ行で発音します。例えば「Letter」。アメリカでは「レラー」、イギリスでは「レター」。
アメリカのOは、「ア」になり、イギリスは「オ」と発音します。例えば「hot」。アメリカは「ハット」、イギリスは「ホット」のようになります。
②スペルの違い(アメリカ英語→イギリス英語)
意味が同じでもスペルが違ったりします。一部の例を挙げるとこちらになります。
Color → Colour
Behavior → Behaviour
Theater → Theatre
Meter → Metre
Organize → Organise
Traveled → Travelled
③単語の違い(アメリカ英語→イギリス英語)
この違いの中にもちらほら見たことがある言葉が混じっているのではないでしょうか?
現地でその言葉に触れるのが手っ取り早いのですが、知識だけでは使い分けに混乱しそうですね。(笑)
Apartment → Flat Cookie → Biscuit
College → University Soccer → Football
Vacation → Holiday Drugstore → Chemist's
Chips → Crisps Band Aid → Plaster
French fries → Chips Mailbox → Postbox
Movies → Cinema Sweater → Jumper
Soda → Fizzy drink Garbage can → Rubbish bin
④文法の違い(アメリカ英語→イギリス英語)
これらの例を見ると、過去形と完了形の違いなどが大きいですね。
What do you do on the weekend? → What do you do at the weekend?
I ate too much chocolate. → I have eaten too much chocolate.
I went to the store. → I have been to the shop.
Did you get the newspaper? → Have you got the newspaper?
The government is closed. → The government are closed.
アメリカ人から見たイギリス英語
イギリス英語の俳優と言えば、ジェームスボンドのダニエル・クレイグや、ハリーポッターのダニエル・ラドクリフ、ジュード・ロウ、オーランド・ブルームなどが有名ですね。
アメリカ人の女性は、イギリス英語を話す男性のことを「Cute」とか「Sexy」と言い、イギリスのアクセントが魅力的に感じるようです。
車のパーツを英語にすると、アメリカ英語?イギリス英語?
アメリカに住んでいて、一番ややこしいなと思ったのが、車の部分に関する英語です。
カタカナで表記するので、英語かなと思いきや、実はアメリカ英語とイギリス英語と日本語が、ごちゃ混ぜになっているのです。
(日本語→アメリカ英語→イギリス英語)
ボンネット → Hood → Bonnet
バックミラー → Rear-view-mirror → Rear-view-mirror
フロントガラス → Windshield → Windscreen
ウィンカー → Blinker / Turn signal → Winker
サイドブレーキ → Parking brake / Hand brake → Hand brake
ナンバープレート → License plate → Number plate
ハンドル → Steering wheel → Steering wheel
ギア → Gear shift → Gear stick
タイヤ → Tire → Tyre
ホイール → Hubcap → Hubcap
バンパー → Bumper → Bumper
アクセル → Gas pedal → Accelator
トランク → Trunk → Boot
ガソリン → Gas → Petrol
いかがでしたか?
アメリカに長く住んでいると、やはりアメリカ英語の方が聞き取りやすいですが、アクセントのある英語も、味があって好きです。
例えば日本語でも、日本人のようにペラペラ話せる外国人より、ビビアンスーやボビーオロゴンのように、少しアクセントのある日本語を話す人のほうが、何だかかわいいと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
英語にも方言やなまりだったり、英語を話す国よってアクセントが違ったりしますので
覚えておくと便利ですね。