こんにちは。
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)です。
学生時代、英語の授業や受験勉強でたくさんの英語の構文が出てきました。
その時は「こんな表現覚えて何か役に立つのだろうか」「ネイティブは本当にこんな表現をするのだろうか」と思った方も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。
学校で覚えた構文は必ず英会話で役立ちます。今から英会話を勉強したいという方には眠らせていた宝を引き出すチャンスです。
覚えた知識をどう生かして武器とするかは、あなた次第です。
学生時代に覚えた英語の構文を、おさらいのつもりでもう一度見直してみましょう。
今回は、覚えておくと英語の日常会話で役に立つ表現を、厳選してご紹介します。
【覚えておくと便利な英語構文7選】
目次
⓵ It has been five years since my father passed away.
(私の父が亡くなって5年になります。)
「(誰)が(何)をしてから(何年)になる」の構文です。
主節に現在完了形、従属節に過去形を使うのがポイントです。
② It looks like it's going to rain.
(雨が降りそうだ)
looks likeは「~しそうだ」「~のような気がする」のように、断定を避けたいとき、言質を取られないようにちょっとごまかしたい時などに使える表現です。
ItなしでLooks likeで始めることも可能です。
例文のように節で続けることもできますし、Looks like it.(そんな感じ)のように、後に名詞や代名詞を単独で用いることもできます。とても使いやすく便利な表現です。
③ It is easy for me to read this novel.
(私がこの小説を読むことは簡単です。)
「It is (形容詞)for(誰)to (何)」誰々にとって何々することは~だ、の構文です。いわゆる「It is構文」ですね。
It is very kind of you to come.(あなたが来てくださるとは何と親切なことでしょう)のような表現は日常会話でもよく用いられます。
(forは形容詞によってofになる場合があります。)
④ He was so hungry that he wanted something to eat.
(彼はあまりにお腹が空いていたので、何か食べものがほしかった。)
so~that の構文で、「あまりに~なので・・・」の意味です。
⑤ I had my hair done.
(私は髪を切ってもらいました)
「have+目的語+動詞の過去分詞」で、(目的語)を~してもらうと言う意味になります。
haveの代わりにgetを用いることも可能で、これらの働きをするhaveやgetのことを使役動詞と言います。
⑥ I saw Mommy kissing Santa Claus.
(ママがサンタにキッスした )
これは有名なクリスマスソングの題名ですが、「see(人)+動詞のing形」で「(人)が(何)をしているところを見る」という構文です。
⑦ If I were you, I would not say such a thing.
(もし私があなたの立場だったら、そんなことは言いません。)
仮定法は日常会話でよく使われる表現のひとつです。口語ではwereの代わりにwasが用いられることが多く、If I was you という表現も可能です。
You should not have done that.(あなたはそれをすべきではなかった)のようにも用いられます。
以上、ご紹介した構文のいくつかは、中学で覚えた構文だということにお気づきでしょうか。
中学で習う英語は英会話習得に向けての大切な基本ばかりです。
基本さえできていれば、後はどんどんと自分で実をつけていくだけです。
そこまで来ると、英会話において構文を覚えることの重要性に自ずと気付くことになると思います。
これらの表現の学習をきっかけに、中学高校で習った他の構文もぜひおさらいしてみてください。英会話に100%役立つことでしょう。