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英文法

助動詞の覚え方・使い分け・例文・種類・慣用表現を丁寧に徹底解説

更新日:

英語の勉強をある程度進めていると、助動詞に疑問を抱くこともあるかもしれませんね。
特に、TOEICや英検など試験の答え合わせをしていて、ふと「なぜこの場合の助動詞は、Canなんだろうか?」、「どうしてWillでは間違いなのだろうか?」など疑問が出てくることもあるでしょう。

今回は、この助動詞について解説しようと思います。

1.助動詞について

(1)助動詞ってそもそも何?

昔、中学校で「れ・れ・れる・れる・れれ・れろ・れよ」と暗唱するように国語の先生から言われた覚えがありますか。
これは日本語の受身等を意味する「れる」の活用形です。
日本語と同様に、英語にも助動詞があり、他の動詞と結びついて、文法機能を表します。
ただ、日本語との大きな違いは、英語の助動詞では接続する語によって活用(変化)することが基本的にはありません。

そのため、助動詞の文法的ルールや、意味、常用表現を覚えてしまえば、簡単にマスターすることができるでしょう。

(2)助動詞のルール

ルール1:助動詞使用時、動詞は原型に

助動詞が使われる文章では動詞は原型になります。
主語が、you(=あなた)であろうと、heやshe(=彼/彼女)であろうと、動詞は原型です。先にも言いましたが、接続する語によって助動詞が活用(変化)することもないので、主語が変わろうと、助動詞も活用(変化)することはありません。

ルール2:肯定文では、助動詞の後に動詞が続く

肯定文では、原則的に、主語+助動詞+動詞の順になります。
助動詞の前や後に副詞が入ることもありますが、主語の後に助動詞、そして動詞という順番が崩れることはありません。

ルール3:疑問形は、助動詞が文頭に

疑問形では、助動詞+主語+動詞の順になります。
実は、日常生活の中では、”They can do it?”というように口語的に、単に肯定文の語尾を上げて発することで、疑問にしてしまうこともありますが、文法的な基礎ルールは覚えておきましょう。

ルール4:否定形は、助動詞→NOT→動詞原型

否定形は、助動詞+not+動詞原型です。
ここでも動詞は活用(変化)しません。ただ、助動詞とnotの組み合わせを、”cannot”のように一語で表現したり、”can’t””shouldn’t”のように短縮形で示すこともあります。

ルール5:時制により助動詞が変化

一部の助動詞には過去形があります。
例えば、”I can do it now.”(=私は今、それを行うことができる。)という文を過去形にする場合は、”I could do it one hour ago.”(=私は一時間前に、それをすることができた。)となるわけです。
未来の表現については、助動詞自体を変化させるのではなく、可能性を意味するcanや未来を意味するwill等の助動詞を使います。

2.覚えておきたい基礎の助動詞

(1)WILL&WOULD

WILLは、「~だろう」という未来と、「~するつもりだ」という意志を意味します。未来を意味する場合としては、”It will rain tomorrow.”(=明日は雨だろう。)のように言います。
一方で、意志の表示では、”I will finish the work today.”(私は今日その仕事を終える予定だ。)と言うことができます。
WILLは、短縮形で主語に結びついて、”I’ll”や”You’ll”のようにも表現可能です。

WILLの過去形はWOULDです。意味としては、WILLと同様に、(ある過去の時点での)「~だろう」という未来と、(ある過去の時点での)「~するつもりだ」という意志を示します。
”He thought it would rain the next day.”(=彼は、翌日に雨が降るだろうと考えた。)や、”My boss believed I would finish the work yesterday.”(=私の上司は、私が昨日仕事を終える予定だと信じていた。)のように言うことができます。

WILLとWOULDについては、実は、もう一つ 重要な頻出表現として、疑問形で「~してくれますか?」、「~していただけますか」という依頼の意味を持ちます。この依頼の意味においては、WILLとWOULDの違いは、丁寧さのレベルが違うのみで、時制が影響するものではありません。
「扉を開けてくれますか。」という、現時点での依頼について、”Will you open the door?”と言うか、より丁寧に「扉を開けていただけますか。」という、同様の現時点での依頼について、”Would you open the door?”と、2つの方法で依頼することができるのです。ちなみに、”Would you please open the door?”とすれば、さらに丁寧に「どうか扉を開けていただけますでしょうか?」というような印象になります。

(2)CAN&COULD

CANは、「~できる」という能力と、「~だろう」という可能性を示します。”She can drive a car.”(=彼女は車を運転することができる。)と言ったり、”It cannot be true.”(=それは、真実であるはずがない。)と言うことができます。

COULDは過去形なので、”She could drive a car thirty years ago.”(=彼女は30年前に車を運転することができた。)や”I told them that it couldn’t be true.”(=私は彼らに対して、それが真実であるはずがない、と言った。)となります。

CANの否定形は、cannotあるいはcan’tと表現することが多く、can notというように2語を連ねることの方が少ないです。一方、COULDの否定形は、could notあるいは、couldn’tとなります。

WILL&WOULDと似ていて、疑問形で「~してくれますか?」、「~していただけますか」という依頼の意味も持ちます。レストランや買い物の注文をするときや他人に依頼をするとき等は、”Can I get this?”(=これをもらえますか。)あるいは、”Could you tell me how to get to the station?”(=駅への行き方を教えていただけますか。)というような表現を聞いたことがあるかもしれませんね。この意味は海外旅行では便利なので覚えておきましょう。

(3)MAY&MIGHT

MAYは、「~してもよい」という許可と、「~かもしれない」という推量を表します。”You may begin now.”(=今より、開始してもよい。この言葉は、英語圏の学校で試験を受ける際に、「試験開始」のような合図として使われます。)や、”It may snow tomorrow.”(=明日は雪かもしれない。)という例文を挙げることができます。
MIGHTはMAYの過去形なので、”My mother told me that I might eat it yesterday.”(母は昨日、私がそれを食べてもよい、と言った。)や、 “Some forecasts showed it might snow the next day.”(=一部の天気予報は、翌日に雪が降るかもしれない、と示した。)などの表現ができます。

Mayの常用表現として、”May I help you?”(=お手伝いしても良いですか。)や”How may I help you?”(=どんなことについてお手伝いしてもよいですか)というものがありますが、いずれもmightを使うことはありません。慣用句として覚えてしまいましょう。

(4)SHOULD

「~すべき」という義務と、「~はずだ」という当然を意味します。
”You should be careful.”(=注意深くすべきだ。)や、”You should get there by 9 p.m.”(=午後9時までにはそこに着くはずである。)と言います。

学校で習って知っている方も多いと思いますが、SHOULDはSHALLの過去形ではあるものの、時制に関係なく、現在や未来のことを示すのに使われます。また、私の住むアメリカの東海岸では、日常生活の中でSHALLを使っているのを聞いたことがありません。
現在では、英語圏全体的にSHALLの代わりにWILLが用いられる傾向が強いようですので、敢えてSHALLの説明は省略します。SHALLを使ってしまうと、やや古めかしい英語っぽく聞こえてしまうかな、というのが正直な感想です。

(5)MUST

「~しなければならない」という強制と、「~にちがいない」という推定を表現します。”The show must go on.”(=劇は続けられなければならない。これは、イギリスのロックバンド、Queenの曲の題名としても有名ですね。)や、”She must be joking.”(=彼女は冗談を言っているに違いない。)と言うことができます。

否定形のMUST NOTは、「~してはならない」という禁止を意味し、”You must not be late.”(=遅刻してはいけない。)という風に使います。一方で、推定の「~に違いない」という意味でのMUSTを否定形にして「~はずがない」としたい場合は、CANNOTあるいはCAN'Tを使います。
そのため、”She can’t be joking.”(=彼女が冗談を言うはずがない。)と言います。MUST NOTは、必ず禁止の意味となることを覚えておきましょう。

3.助動詞と似ている表現との違い

(1)WILLとBE GOING TO

最初にお話ししたようにWILLは未来を意味しますが、BE動詞+GOING TOを動詞の前に置くことで未来を示すこともできます。
その根本的な違いは確定度です。WILLは「未来だけでなく意志の意味も含む」ため、やや確かさが低くなる場合がありますが、BE GOING TOを使う場合は、「既に決定されていることに対する未来」を表現しており、より確かさが高くなります。具体的な例を見てみましょう。

“I’ll buy a house next year.”と言うとき、話し手は、「来年、家を買いたいと考えている」という意志を表示していますが、聞き手からすると、話し手がどの程度家を買うための計画を進めているのか、ということはわかりません。一方で、”I’m going to buy a house.”と言うとき、話し手は、案に「家を買うための準備を進めており、来年家を買う予定である」という状況を提示しています。聞き手にしてみると、話し手が家を買うことに対する決定度はより高い印象となるでしょう。

“It’ll rain tomorrow tomorrow.”と言うと、話し手は「明日は雨が降りそうな気がする」と考えています。一方で、”It’s going to rain tomorrow.”と言うと、話し手は事前に天気予報を聞いたり、空色を見たりして、ある程度の情報を掴んだうえで、「明日は雨が降るようである」と伝えています。

確定度の違いなので、絶対に言い換えができない、どちらかを使うと間違いになる、という状況は多くないと思いますが、微妙な意味の違いを伝えるために覚えておきましょう。未来を表す文において、これら二つをうまく使い分けられれば、相手に自分の伝えたいことをより正確に伝達できるようになるでしょう。

(2)MUSTとHAVE TO

続いて、MUSTとHAVE TOの違いです。どちらも強制の意味を含みますが、MUSTについては、「他に選択肢がない」という印象が強く、HAVE TOについては、「外部要因からの要求がある」という印象です。

例えば、“I must go to the hospital.”と”I have to go to the hospital”では、前者は「体調が悪く、もう学校(あるいは仕事場等)にいても何をすることもできないので、病院に行くしかない」という考えを示しています。
一方で、後者は「先生や友達(上司や同僚)が病院に行ったほうがよいと勧めるので、病院に行く必要がある」という状況を提示します。

“You must do it.”と”You have to do it.”という2つの文も印象が異なります。
前者は「あなたはそれをしなさい」という表現であり、話し手は恐らく親や上司のような存在で、聞き手に圧力をかけている印象です。後者は、「あなたはそれをしなくてはならない」という意味ですが、それをしないと聞き手(あるいは話し手にも)に何らかの形で問題が起こる、というような状況です。

なかなか区別は難しいのですが、まだ英語に慣れない間はYOUを主語にMUSTを用いる表現は時として、高圧的な印象になってしまうということを注意しておくといいと思います。

(3)CANとBE ABLE TO

どちらも能力を示しますが、CANの方が使用範囲が広く、口語ではCANの使用頻度の方が多いでしょう。
例えば、もしも物が主語となる場合にはCANを使うということを覚えておきましょう。”She is able to run faster than the new car.”(=彼女はその車よりも早く走ることができる。)と言いますが、主語が物となるとCANを使用して、The new car can run faster than the train.(=その新車はその電車よりも早く走る。)という言い方になります。

また、受動態ではBE ABLE TOが使われることはありません。受動態の場合は、”The product can be sent to you in a day.”(=その商品は1日であなたに発送可能です。)というような表現になります。

いかがでしたか?

助動詞に疑問を持ち始めるということは、英語の基礎が十分にわかってきた証拠かもしれません。助動詞の基礎的な意味だけではなく、状況に応じた意味の変化や、語句の言い換えの違いに慣れて、会話に活かす事ができれば、英語力は間違いなくアップしていると言えるでしょう。

高校、大学レベルの英語に関しても、助動詞が持つ複数の意味や会話ごとのニュアンスに対する理解は必ず必要になってきます。

助動詞はなかなか使い方が難しい部分も多いので、積極的に英語を使う中で表現の違いを身に着けていきましょう。

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