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基礎英会話

いよいよ開幕!2018FIFAワールドカップロシア大会の日程と、英語で学ぶサッカー用語

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6月14日から7月15日まで、2018FIFAワールドカップロシア大会が開催されます。4年に一度のこの大会は、今回で21回目の歴史ある世界大会ということで、盛り上がること間違いナシですね!今回はどんなヒーローが生まれるのでしょうか?

世界最大のスポーツの祭典の一つであるサッカーW杯を前にして、FIFAや今年の大会について学び、サッカーに関する英語表現を覚えて、さらにこの大きなイベントを楽しみましょう!

1.FIFAのワールドカップ概要

FIFAとは

日本ではワールドカップという呼び名もよく使われますが、FIFAもよく聞くようになりましたね。このFIFAって一体何なのでしょうか。

実はこれは、The Fédération Internationale de Football Associationというフランス語の省略形です。

英語に直すと、International Federation of Association Footballとなるので、FIFAは英語の省略形ではありません。日本語では、国際サッカー連盟と訳されます。

本部はスイスのチューリッヒで、2018年5月時点では、211の国と地域が加盟しています。FIFAは、アジア、アフリカ、欧州、オセアニア、北中米カリブ海、南米の、6つの大陸連盟で成り立っています。

歴代強豪国

サッカーの強豪国と聞いて思いつくのはどんな国々でしょうか。

前回、2014年の開催国であったブラジルは「サッカーの国」という印象をもっている人はかなり多いと思いますし、やはりワールドカップでの優勝回数も5回とトップです。ネイマール選手をはじめとする世界的スター選手を多数要する強豪なのですが、自国開催であった2014年大会では、「ミネイロンの惨劇」と呼ばれる、ドイツに1対7というまさかの歴史的大敗を喫し、今回は目の離せない気合の入り方になると思います。

次に優勝回数が多いのは、ドイツとイタリアの4回が並びます。ドイツは2010年大会4強、前回の2014年の優勝国であり、近年の成績を見ても現在世界トップのチームと言えます。こちらもタレント揃いのチームですね。一方のイタリアは近年、伝統の強さはなりを潜め、今回のロシア大会では60年ぶりに本大会出場を逃しています。

準優勝回数等のデータも考慮すると、前回大会準優勝、あのメッシ選手を擁する過去優勝回数2回のアルゼンチンも強豪国と言えます。因みにメッシ選手は2014年大会のMVPです。他にも強豪国は欧州に多数存在しています。

2.2018FIFAワールドカップ ロシア大会

開催国

今年はロシアが開催国となり、11都市の12の会場で、全64試合が開催されます。開催都市11のうち、最南部のソチは気候が温かく、16度~25度程度になりますが、北西のカリーニングラードでは11度~20度程度と、開催都市により気温の差がでることが予想されます。

開幕戦と決勝戦は、8万9千人を収容するモスクワのルジニキ・スタジアムで行われるそうです。モスクワは、6月だと12度~22度程度の気温が予想されます。

海外のスポーツ中継を観戦する際に、重要となるポイントは日本との時差ですが、今回のロシアの開催都市は4~7時間の時差が発生します。決勝が行われるモスクワとの時差は6時間です。

日本が入るグループH

日本が属するHグループには、ポーランド、セネガル、コロンビアがいます。
日本が最初に対戦するコロンビア、第2戦のセネガル、共に、過去3度対戦し1分2敗と、勝ちがありません。前回大会でも対戦したコロンビアには、前回大会で一躍有名選手に躍り出たエースのハメス・ロドリゲス選手がいます。

ポーランドには過去2戦2勝していますが、現在FIFAランキング7位の強豪国なので、今回のグループ内対戦はとても厳しいものとなりそうです。ワールドクラスのフォワードであるレヴァンドフスキ選手をいかにして止めるかが注目されるでしょう。

FIFA公式ホームページの、Hグループに対する解説の中では、日本について以下のように触れられています。

”Japan will be aiming to have their best campaign at a global finals in Russia.”(=日本は、ロシアでの世界的な一連の最終戦で最高の戦いを行うことを狙っているのだろう。)日本語でよく言われるキャンペーンというと、「運動、宣伝」のような意味で使われることが多いですが、ここではcampainという言葉が、「戦い、作戦」という意味で使われています。

また、公式ホームページの情報では、このグループのKey Game(=重要な試合)として、6月24日開催のポーランド対コロンビアが注目されています。この試合については以下のように説明されています。
”The clash between Poland and Colombia could prove pivotal, in terms of who will advance to the knockout stages.”(=ポーランドとコロンビアの対戦は、誰(どのチーム)が決勝ファイナルに進むかという点で、重要と証明できる。)あまり聞きなれないかもしれませんが、pivotalは、「中枢の」あるいは「重要な」という意味の形容詞です。

 

ニュースなどのフォーマルな英語の場面でたまに聞くことがあるかもしれません。knockout stagesというのは、各グループの上位2グループ以上が進出する決勝ファイナルのことを指します。

公式ホームページはこちらから確認してくださいね。
http://www.fifa.com/worldcup/

今年の注目選手

公式ホームページ上では各国の監督やスター選手が紹介されています。日本のチーム紹介では、スター選手として吉田麻也選手が紹介されており、”A cultured and stylish centre-back, Yoshida has been one of the cornerstones of Japan’s team over two FIFA World Cup campaigns.”(=教養があり、スタイリッシュなセンターバックの吉田は過去2回のFIFAワールドカップの戦いで、日本チームの礎の一人となってきた。)と表現されています。cornerstoneとは「礎石」のことを意味しますが、「基本、基礎、肝心なもの」というような意味でも使われます。

ベテランの香川真司選手、本田圭佑選手、岡崎慎司選手はビッグ3とも呼ばれており、ワールドカップでも注目を集めることは間違いないでしょう。今年4月より新たに就任した西野朗監督からの評価が高く、日本代表入りとなりました。

日本と対戦するグループHの中での注目も紹介しましょう。まずは、先述のコロンビア代表のハメス・ロドリゲス選手。バイエルン・ミュンヘンに所属し、ポジションはミッドフィールダー、フォーワードです。2011 FIFA U-20ワールドカップではキャプテン、2014 FIFAワールドカップでは大会得点王でベストイレブンに選出されるなど経験のある選手です。他にもモナコ所属のファルカオ選手や、ユヴェントス所属のクアドラード選手擁する攻撃陣も強力です。

セネガル代表の中でも注目なのはサディオ・マネ選手。プレミアリーグのリヴァプールに所属し、ポジションはフォワード。

日本代表の長友佑都選手との対戦が見逃せません!守備陣にはセリエA・ナポリ所属のクリバリ選手も世界的センターバックとして有名ですね。

第1シードとも言える「ポット1」の国であるポーランド代表の中でも圧倒的な存在力を誇るのが、現在はバイエルン・ミュンヘンに所属するフォワードのロベルト・レヴァンドフスキ選手です。彼はポーランド歴代最多得点記録保持者で、ワールドカップ予選でも16ゴールを決める活躍ぶりです。その他レギュラー陣にはマンチェスターユナイテッド所属のマティッチ選手、ドルトムント所属の香川選手の同僚であるピシュチュク選手、ユヴェントス所属でゴールキーパーのシュチェスニー選手などの有名選手も多数揃っています。

メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール等スター選手の活躍はもちろん注目の本大会ですが、若手の活躍ぶりにも目が離せません。

若手ナンバー1とも言えるのがフランス代表ムバッペ選手。スピードに乗ったドリブル突破やシュートの非凡さから一気に世界の有名選手の仲間入りを果たし、今大会での注目度は高いでしょう。若手ながらすでに強豪クラブチの主力となっているブラジル代表レギュラーのジェブズ選手、イングランド代表ラッシュフォード選手、フランス代表デンベレ選手らも最優秀若手選手賞争いに絡んでくるでしょう。

開催国ロシアで注目なのは、アレクサンドル・ゴロヴィン選手。19歳となってすぐにロシア代表入りし、この2年での出場は15試合。フットサルの経験もあることから、若いにも関わらず経験豊かで技術力を評価されています。

ナイジェリアからは、フォワードのヘンリー・オニェクル選手。ベルギーリーグの2016-17シーズンで24ゴールを記録しして得点王、今後も活躍が期待されています。日本代表では井手口陽介選手もダークホースになりうる可能性を秘めていますね。

世界中のサッカー選手の夢の舞台であり、国の威信をかけたワールドカップでは強豪国やスター選手の活躍ぶりだけではなく、ダークホースの出現や、次世代スター選手の発掘も見どころの一つとなっています。

サッカー関連英語表現

解説で使われる英語表現

海外の実況・解説で必ずでてくる英語のサッカー用語集です。
「サッカー」は英語で"soccer"? "football"?だけではありません。(footballは主に欧州で使われます。)
海外サッカー観戦やハイライトシーンで役立つこと間違いナシです!

Starting lineup(=先発出場選手)
日本では「スタメン」と言われますが、「スタメン」は英語ではありません。「スタメン」は恐らく、「スターティング・メンバー」という言葉から来ていますが、英語ではmember(s)よりもlineupを使ったほうが一般的なようです。
startersと呼ばれることもあります。

Set piece(=セット・プレー)
コーナーキックやフリーキックのように、ボールをセットして行われるプレーのことを指しますが、英語ではset pieceと呼びます。

Header(=ヘディング)
頭を使ってボールをシュートすることですが、英語ではheaderと言います。

Shot(=シュート)
日本語では「シュート」というと名詞のように使いますが、shootは動詞で「投げる、発する、撃つ」の意味があります。名詞で使う場合は、shotとなることを覚えておきましょう。

Additional time(=ロス・タイム)
「ロス・タイム」は和製英語で、”loss of time”から来たようです。英語では、additional timeを使います。

Break the deadlock(=先制点を獲得する、あるいは、得点する)
deadlockというのは、行き詰っている状況のことを指し、試合ではよく両方のチームが得点していないことや、長時間得点のないことを表現します。

Head coach/ Manager(=監督)・Assistant coach/ coach(=コーチ)
日本では監督とコーチと呼びますが、英語だと監督もコーチもcoachと表現されます。全体責任者の監督と、日本で言う技術面をサポートするコーチとの違いを示したい場合は、監督の方を、head coachあるいはmanagerとし、コーチの方をassistant coachあるいはcoachとしましょう。

win/lose the game by 3 to 1(=3対1で試合に勝つ・負ける)
得点を示したいときはbyを使いましょう。gameをmatchと言い換えることもできます。

nil-nil (0対0)
スコアでゼロのことをzeroと呼ぶだけではなく、nil(ニル)とも呼びます。特に欧州では「ゼロ」とはあまり呼びません。例えば2対0でしたらtwo-nil(トゥー、ニル)となります。頻繁に耳にするのでぜひ覚えてみてください。

応援で使える英語表現

Go for it./ You can make it.(=行け、やれるよ)
日本語で「頑張れ!」と声をかけるような意味合いで、サポートする言葉として使います。

Let’s go, XYZ!(=行け、XYZ選手・XYZチーム)
特定の選手やチームに対する応援で使いましょう。スタジアムで応援するファンの応援板にも書いてあることがよくあります。

Keep it up./ Hang in there.(=その調子で)
安定した状態で、そのまま行ってほしいという願いを込めて言うことが多いです。

Close!/ Almost!(=惜しい!)
あと少しでボールを奪い損ねたり、得点を逃してしまった場合などに使えるでしょう。

No way!(=そんな、馬鹿な!)
良いことにも悪いことにも、驚く表現です。あり得ないようなシュートを決めた時や終了間際の得点などで使えるでしょう。

What a 〜!(=なんという〜だ!)
よく海外の実況・解説で耳にするでしょう。”What a goal!"(=なんて素晴らしいゴールだ!)

Amazing、lovely、fantastic(=すごい、素晴らしい、驚くべき)
賞賛に使われるポジティブな言葉です。「lovely」はイギリス英語でよく使われます。

FIFAの公式SNSをチェック

先ほどFIFAの公式ホームページについて触れましたが、公式SNSアカウントにも注目です。フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ユーチューブ、ウェイボーで公式アカウントをもっており、それぞれのプラットフォーム上で様々な情報を提供しています。

例えば、ツイッターやフェイスブックで投稿される、100 days, 100 playersという企画では、過去あるいは現役で活躍中の選手を1日1人紹介しています。また、インスタグラムでは予選に使われた世界各国のスタジアムや、過去の本戦会場、ロシアの開催予定スタジアム等の写真が載せられています。他にもクイズや、過去の選手についてユーザーの意見を募るなど、内容が盛りだくさんなので興味深いですよ!

それぞれのSNSをぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

突然のハリルホジッチ前監督の解任劇のゴタゴタからの西野新監督となり、ガーナ戦のメンバー発表も終わり、本田・香川・岡崎も復帰!ますます期待の高まるサムライブルーですね!

・・・・・・などと言うとでも思いましたか?

正直、チームの現況やレベルを考えると日本代表チームのロシア大会での躍進は非常に厳しいものがあると思われます。監督やら、ビッグ3やら、中島翔哉選手どころの話ではありません。メディアの甘〜い報道の仕方に惑わされがちですが、一部の報道や個人のコメントからもやや辛辣な評価が少なくありませんし、選手それぞれのコンディションやプレーを見てもそれらは否定できません。

ただ、特定のリーグで結果を出している選手もいないわけではありませんし、個人的にいちサッカーファンとしてある程度の期待はしてしまいます。

本番で代表選手に、奇跡的に闘志が芽生え、チームワークが生まれ、やらかしちゃう事無く、「自分達のサッカー」をして、フォワードがゴールを決めるという可能性はゼロでは無いでしょう。

勝つ可能性はあります。日本戦はもちろん応援しますし、単純にワールドカップロシア大会が楽しみなのは言うまでもありません!

日本発信の情報だけではなく、英語でいち早く選手の情報を掴んだり、試合を観ながら英語で応援したりして、サッカーを楽しむだけではなく、ぜひ関連英語にも目を向けてあなたの英語のレベルアップにつなげてください!

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