こんにちは。
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)
です。
今回はアメリカの流行っているグルメを紹介します。
アメリカには様々なスーパーマーケットのチェーンストアがありますが、
オーガニックフードなどの自然派食品を多く扱うホールフーズ・マーケットは比較的高級ながら、
大変人気のお店です。
アメリカ合衆国を中心に470店舗以上展開されていて、
去年にはAmazn.comにより買収されたことでも話題となりました。
ホールフーズ・マーケットでは
健康に良い食品を取り揃えているだけでなく、
野菜や果物、肉や魚、総菜など、取り揃えている商品が、ほかの店で買うよりも美味しいのです。
そんなホールフーズ・マーケットが
昨年11月に”top food trends for 2018”、つまり「2018年に上位となる食の流行」を発表しました。
今回は、その予想されている流行の中からいくつかを紹介します。
目次
Floral Flavors 花の味わい
インスタグラムなどのSNSを見ていると、日本でも近年流行している様子のedible flowersは、アメリカでもとても人気です。
写真映えする、という以外にも、ほのかな甘みと新鮮な香りが役立つことが理由です。
花の形が残っているものだけでなく、ラベンダーラテやハイビスカスティーのような薬草としての用法も人気となるようです。
インスタ映えする事は間違いないでしょう。
Functional Mashrooms 効能のあるキノコ
古くから健康に良いとして食事に取り入られてきた効能のあるキノコに注目が集まっており、
reishiやchagaと呼ばれるような種類のキノコ等が人気で、これらはココアや、
チョコレート、コーヒーとの相性が良く、風味を増すため、飲み物に混ぜると良いそうです。
Feasts from the Middle East 中東からのごちそう
hummusやpitaは日本でも少しずつ認知度を広げていると思いますが、アメリカの一般的なスーパーマーケットでは、
どちらも複数の商品が並べられたコーナーがあるほどの人気ぶりです。
そのような人気を高めつつある中東の食品ですが、今後はshakshukaやgrilled halloumiなど、伝統的で地域性のある中東の食品が流行します。
High-Tech Goes Plant-Forward 高技術による植物寄りの食事
”plant-forward”という言葉は、最近使われるようになってきていて、必ずしも肉を拒絶するわけではないながらも、
できる限りで菜食主義をとろうとする考え方です。アメリカでは年々vegetarianやveganが増えているので、
それ以外の人々も菜食主義への関心が高まるのは納得できます。
科学技術の会社もこのビジネスに参入し、なんと、植物やたんぱく質が材料であるにもかかわず、肉汁がでるvegan burgerなども作られています。
植物由来の製品の開発が進み、どんどんおいしくなるため、菜食主義ではない人たちも敢えてこれらの商品を選ぶようになるかもしれないですね。アメリカでは個人の考え方や宗教上の理由によりベジタリアン(菜食主義者)の方は多いです。こういった技術は今後さらに注目を集めていくことになりそうです。
何よりダイエットにも役立ちますしね!
Root-to-Stem 根から茎まで
通常は捨てられてしまう野菜や果実の根や茎までも使って料理する、という傾向です。
スイカの皮の漬物や、ブロッコリーの茎で作ったスロー(細かく刻んだサラダの一種)などが一例です。
アメリカに出張や旅行、留学に来る際には、ぜひホールフーズ・マーケットに立ち寄って、2018年の流行を味わってみてください。