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基礎英会話 日常英会話

英会話で使う便利な聞き返しフレーズ集

更新日:

こんにちは。

現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)

です。

英語初心者の方の多くは、ネイティブが話す質問などが速すぎて聞き取れず、理解出来ないという状況に出会う事は少なくないと思います。

質問に対して無言だったり、あたふたするだけでは上手くコミュニケーションを取れておらず、相手との心の距離を縮めることは難しいでしょう。私も学びたての頃は、気持ちよく受け答えをしたくてもできない、なんとも言えないもどかしさに、本当に苦労させられました。ただ英語を勉強するとき、そのもどかしさが私を奮起させてくれたように思います。

英会話は会話が続かないと話になりません。

今回は会話を続かせるための1つの方法でもある
聞き返しのフレーズ集を紹介します。

それでは始めていきましょう!

 

丁寧すぎるpardon

日本では英語の授業で、
「相手が言ったことがわからなければ、”Pardon?” や“I beg your pardon.”と言いましょう。」

と習った方もいるかもしれません。

この”pardon”という単語、私がまだアメリカでの生活を始めたばかりの頃は私も使っていましたが、
実はあまり周りのネイティブの人たちが使っていないことに気付くまでには、時間がかかりました。

英語がまだまだ下手くそで、ほとんどネイティブスピーカーの言っている事が聞き取れず、今言った事に対してもう一度言って欲しい場面が何度もあり、"Pardon?"が頼みの綱だったからです。

以前、かなり前なのですがこういう事がありました。

混雑する電車から降りたい人が、どうやら自分のために道を開けてほしい、ということを伝えるために”Pardon me!”と叫んでいたのです。

私は、pardonは実はあまり使わないんじゃ・・・と思い始めた頃だったので、
「あ!pardonを使っている人がいる!」
と衝撃を覚えたのでした。

この、”pardon”という単語を詳しく見ていくと、語源はラテン語にあり、parが「徹底的に」、donが「与える」という意味になるようです。

英語としては、名詞で「許し」や「容赦」、動詞で「大目に見る」、「許す」、という意味があります。

アメリカでは使う頻度は多く無く、特に若い人はあまり使わないのですが、"Excuse me?"(ちょっと失礼/なんとおっしゃいましたか?)と似た感覚で使う事が多いです。なので、"Pardon (me)?"イコール
「もう一度言ってください」というわけではありません。

特に会話中、周囲の音がうるさすぎて聞き取りづらかったり、相手の声が小さくて発音が不明瞭だったりした時に使います。

確かに、ネイティブスピーカーも英語を母国語としない人が使うpardonの意味を理解している人が多いので、会話の中で”Pardon?”と聞けば、
「もう一度言ってほしいということだな」とわかってくれるかと思います。

しかし、(少なくとも、アメリカでは)実際に使っている人は思っているほど多くはなく、
日常会話で使うには丁寧すぎる、あるいは、やや遠回りな表現のように感じます。

ということで日常生活でより、自然に聞き返すためのフレーズを覚えましょう。

カジュアルに聞き返す

私が日常生活の中で最もよく聞くフレーズは、"I'm sorry?"や"Excuse me?"です。
短く"Sorry?"や"Come again?"(もう一度言って?)なども使われます。
語尾を上げるようなイントネーションが大事です。

加えて”What did you say?”と、”What’s that?”も便利です。”What’s that?
は、直訳すると「それなに?」となりますが、聞き返しにも使われます。

会話の中で自分の知らない単語や、聞き取りが難しい単語が出た場合に聞くことはもちろん、
単純に、(慣れない単語が使われているわけではなさそうだが)相手が何と言ったのかわからなかった、という場合も多く使われます。

さらに短く、”What?”や”Huh?”=「えっ?/なに?」と使うこともあります。
相手との関係性にもよりますが、家族、友達、同僚や、よく行く店の店員など比較的親しい人と会話するときには使えます。言い方によっては苛立ちを表現する時にいうセリフでもあるので、声のトーンには気をつけましょう。

丁寧に聞き返す

先ほどの”Pardon?”や"I beg your pardon?"を使ってもいいですが、別の表現としては、
Would you mind repeating that again?”や”Could you say that again?”ということもできます。

私なら、道行く他人はもちろん、めったに会うことのない上司や、授業が始まったころの学校の先生など、まだ関係性の浅い人に使います。私は本当に英語が下手だったので、リスニングに自信がなかった頃は"Could you (please) say that again?"をよく使っていました。

電話で聞き返す

ネイティブスピーカーとの電話は、英語に慣れない人にとってはなかなか難しいかもしれませんが、
聞き返すことを恐れず徐々に会話に慣れていきましょう。

基本的には、直接相手と会って話す場合と同様の
”What’s that?”や”Could you say that again?”
などのフレーズを、相手との関係性に合わせて使います。

しかし、電話の場合には電波の状態や周りの騒音で相手の声が聞こえないことがあります。

そんな時は
We have a bad connection.”や”There’s a lot of noise.”

と理由を説明し、”I can’t hear you.”と言うと、相手も状況を理解してくれるはずです。

日本語の「聞く」は、”listen”=「意識的に聞く」と”hear”=「聞こえる」とわかれますが、この場合は”hear”を使います。

ドアの外の人が誰だか聞く

正確には「聞き返す」というわけではないのですが、ホテルや家に居るときにノックされ、目視できずに「一体誰だろう」と思うときには、
Who is it?”と言います。
Who are you?”でも伝わるとは思いますが、あまり自然ではありません。

英語に慣れていない場合は、
I’m still learning English.”(まだ英語は勉強中なんです)や”English is not my first language.”
等、まだ英語に不慣れであることを事前に伝えておいたり、上記の聞き返すフレーズと組み合わせたりすると、相手もより丁寧にゆっくりと話してくれるかもしれません。正直に伝えられれば、きっと理解を示してくれるはずです。

もちろんいくら英語に自信がないからとはいえ、多用は禁物ですよ。何度も何度も聞き返していてはスムーズな英会話とは言えません。

わからないときはわからないままにせず、正直に聞き返すことで

より円滑なコミュニケーションが期待できます。これらのフレーズを是非覚えて英語を上達させましょう。

 

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