こんにちは。
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)です!
今回は緊急時の英語について解説していきます。
外国の滞在先で、不意に体調が悪くなってしまうこともあるかもしれません。
今回は、そんな緊急時に使えるフレーズを紹介します。
このフレーズを覚えておくと緊急時に焦ることもなくスムーズに対応できるでしょう。
トイレはどこですか?
緊急事態ではなくても、トイレの場所を聞く、ということは日常的によくあることですね。
実は、この「トイレはどこですか?」という聞き方には様々な方法があります。
まず、私がアメリカで一番よく聞く表現は、”Where’s the bathroom?”や”May I use the bathroom?”となります。
アメリカの一般的な家庭では、風呂場とトイレが一緒にあるため、bathroomには自然とトイレもある、という発想なのです。
例えば、レストランや公共施設など、明らかに風呂場のついていないような場所のトイレであっても、この表現で通じます。しかしそのような場所ではrestroomを使う方がより一般的です。
また、イギリスやオーストラリアなどでは”Where’s the toilet?”という言い方も浸透しているようです。toiletは「便器」を意味していますが、実はアメリカではこの”Where’s the toilet?”という表現だと、「(便所ではなく)便器はどこですか?」というように聞こえてしまい、少し不自然です。
緊急時では余裕がないかもしれませんが、丁寧な表現だと、”Where’s the lavatory?”という聞き方もできます。lavatoryは元来的には、洗面台のことを意味します。
具合が悪い
一般的には”I’m sick.”や”I feel sick.”が最も広く使われます。
風邪をひいている場合は”I have a cold.”、熱がある場合には”I have a fever.”、吐きそうな場合は”I feel like I’m throwing up.”、立ち眩みがあれば”I feel dizzy.”と伝えましょう。そして、休憩がほしい時は”I want to take a rest.”、カウチソファーに横になりたい時は”I want to lie down on the couch.”と伝えます。
より体調が悪いのであれば、”I have to see a doctor.”=「お医者さんに診てもらわなければいけない。」や”Please call an ambulance.”=「救急車を呼んでください。」となります。
痛みの種類
日本語の「痛み」という言葉に最も適切になるのは、painという単語かもしれません。
痛みの種類に関係なく、また、身体的精神的両方の痛みに使えます。painは名詞にも動詞にもなるため、”I have a pain in my back.”も”My back pains.”も、「背中が痛む」という意味になります。
acheも痛みを表現する単語ですが、ずきずきとした継続句的な鈍痛を示します。
頭が痛い時には”My head aches.”と言うこともできますが、acheという単語を頭などの体の部位に組み合わせて、headache=頭痛、と表現することもできるので、”I have a headache.”と言っても同じ意味になります。
頭以外にも、stomachache=「胃痛」や、toothache=「歯痛」などの単語は一般的です。
形容詞や名詞として使われるsoreは、傷や炎症によって生じたひりひりとした痛みを表します。
運動をした次の日に起こる筋肉痛のことをsore painと言い、全身が筋肉痛で痛ければ”My whole body is sore.”と言います。
hurtは、動詞で「傷つける」、「怪我をさせる」という意味があり、”I hurt my right hand.”=「自分で右手を痛めてしまった」と言うことができます。
hurtは精神的な痛みを表すことが多くあり、”I was hurt by what you said.”=「あなたの発言で傷ついた」と言い表すこともできます。
体調が良好であるに越したことはないのですが、万が一の時に使えるように必要最低限のフレーズは覚えておきましょう。