こんにちは。 現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)です。
英語が難しすぎて英会話は苦手だという方、性格的にもぐいぐいと会話を引っ張っていくタイプではない方。
そんな方でも諦める必要はありません。
コツさえ押さえれば、英会話を楽しむことができます。
多くの人が誤解しがちなのは、ペラペラたくさん話す=話し上手だと思い込むことです。
ギリシャの哲学者エピクテトスはこう言っています。
「私たちは2つの耳と1つの口を持っている。私たちが話す量の2倍の量を聞くことができるのだ」と。
多くを話す必要はないのです。
口数が決して多くなくても、話し相手から信頼される聞き手になるためには?
話し相手に会話を楽しんでもらえて、もっと話したいという気持ちにさせるためには?
そんなコツをいくつかご紹介します。
①相手の目を見て会話する
英語を話す以前のこととして、相手の目を見て話す。これは日本語はもちろん他の多くの言語でも同じですが、会話の基本としてとても大切なことです。
英語のネイティブは日本人以上にアイコンタクトを求める傾向にあります。
うつむきながら話したり、目を逸らせたまま会話をすると、信頼できない人、ネガティブな人なのかなと思われます。
②単語をたくさん知っておく
英会話が流暢とまではいかない場合、語彙の多さは英会話の大きな味方になります。
国民性にもよりますが、言葉の間違い、文法の間違いを指摘してくれる国の人もいる一方で、例えばアメリカ人だと国民性がおおらかなため、小さいことにはこだわらずに相手の言葉を捉えたらどんどんと会話を進めていってくれることがあります。
会話に自信がないときは、知っている単語を並べていくだけでも会話は成立することがあります。
③相槌(あいづち)を打とう。気持ちを表現しよう
適材適所で真剣な表情で相槌を打ったり、「それはいいね」「それは残念だったね」「それは楽しそう」など同情の気持ち、理解の意思表示、素直な感想を伝えることは、お互いの親密度を高め、信頼関係を築き、そうすることで会話をよりスムーズにします。相手に共感し、それをコミュニケーションの中で表現するためには「相槌」は重要になってきます。
ということで、次にその相槌の例をご紹介していきます。
【知っておくと便利な相槌の仕方、覚えておくとよいフレーズ】
■ 相槌
1.Uh-huh.→日本語の「うんうん」に近い相槌です。軽く「アハ」と発音します。
2.Sure.→もちろん
3.Right.→そのとおり。
4.Good, good.→いいね、いいね。
■ 同意や理解を示す言葉
1.That's true.→そのとおりだ。
2.I agree.→私もそう思う。
3.Exactly.→まったくだ。
4.Absolutely.→もちろん。Of courseやSureより強い同意
5.That makes sense.→まったくそのとおりだ・理にかなっている
■ 話し手や話の内容を褒める言葉
1.That's amazing!→それはすばらしい。
2.Wonderful!→すばらしい。
3.Awesome!→すばらしい。
4.Good for you.→それはよかった
■ 同情の気持ちを伝える表現
1.I understand.→わかります。
2.I'm sorry.→それはお気の毒です。
■ その他覚えておくと便利なフレーズ
1.You must be excited.→それは楽しみですね。
2.It is going to be all right.→きっとうまくいきますよ。
3.I hope everything goes well.→うまくいくことを祈っていますよ。
これら以外にももちろん、たくさんの相槌の表現があるので、また別の記事でご紹介していきたいと思います。
映画やドラマ、有名人のインタビューでも必ずと言っていいほど出で来るので、興味がありましたら是非、ご自分で調べて見つけてみてください。
最後に
相槌の仕方をたくさん覚えたら、後は実践あるのみ!といきたいところですが、相手が何を話しているのかわからない場合は、適当なことを言わないようにすることも大事です。
相手が家族が入院した話をしているのに、的外れな"Good, good."と言っていては人間性まで疑われかねません。
わからない時は、適当な相槌をするよりは黙っているか、素直に「ちょっと理解できないけれど、大変なのですね」と言うようにしましょう。
そしてもちろん、相槌「のみ」ではいけません。時には自分の意見も相手に伝えていかなければ、より良いコミュニケーションは生まれません。そのためにも英語学習を頑張っていきましょう!