こんにちは。
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)
です。
TOEICとは本当に有利なのか?
疑問に思った事はありませんか?
以前、私の教室に通っていた
今はアメリカ在住の元生徒さんに聞いてみました。
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こんにちは。私は現在、アメリカに住んでいます。
最近では就職の応募条件にTOEICが記載されている企業も増えてきました。
実際仕事で英語は使わないのに何故?
そもそもTOEICって何?
TOEICを取るメリットは?
今回は実際TOEICを受けた経験があり、海外在住の私が思ったこと感じたことを綴ります。
TOEICって本当に就職に有利?
ワーキングホリデーを終えて帰国し、少し英語が喋れるようになった私がやりたかった仕事は、英語を使う仕事でした。
ワクワクしながら派遣先に登録しに行くと、待っていた現実はとても厳しいものでした。
「TOEICはお持ちですか?」
「ワーキングホリデーに行く前に受けたのですが、440点でした。」
「英語を使った仕事がしたいなら、800点以上ないと無理ですね。」
今までTOEICは実用的ではないと思っていたので、かなりショックを受けました。
でも雇う側からしてみれば、相手の英語のレベルを知りたいのは当然ですよね。
求める英語のレベルは企業にもよりますが、
英語を使う仕事なら800点以上、英語を使わない仕事でも600点以上は取った方が就職に有利だと思います。
TOEICって何?
リスニング(Listening)テスト45分100問、リーディング(Reading)テスト75分100問から成るマークシート形式のテストで、
トータル10~990点のスコアで結果が表示されます。
今では、初級者・中級者向けのTOEIC Bridgeや、
マークシートでは測れない英会話力と筆記力を測るSpeaking&Writingテスト、Speakingのみのテストもあり、
より幅広く英語能力が測れるテストになっています。
私も3年以上も前ですが、TOEICを受けたことがあります。
リスニングとリーディングテストを合わせて200問もあり、
それを2時間かけて問題を解くことは、かなりの忍耐力と集中力が必要でした。
特にリスニングテストは問題が再生されるのは、一回のみ。
一瞬で答えを選ばないと次の問題が始まってしまいます。
45分間集中して英語を聞き取ることは、とても忍耐のいることで、
最後の方になると集中力が落ちてきて、簡単な英語でさえも聞き取れなかったりしました。
リスニングテストの後にリーディングテストがあるのですが、75分とても長いようですが、
最後の方に長文問題が出てきて、読んでいるうちに時間がどんどん過ぎていき、見直す時間などありませんでした。
次回受けるときは、英語力だけでなく、200問を2時間で効率よく解くという訓練も必要だなと思いました。
TOEICは本当に意味あるの?
それから私は800点を目指してもう一度TOEICを受けますが、800点に届かず、英語を使う仕事を一度は諦めました。
TOEIC自体を勉強することは、はっきり言ってつまらないものです。
TOEICを勉強していて、英語が嫌いになった時期もありました。
でも英語自体は嫌いではなかったので、好きな分野で英語力を伸ばす努力をし、
その後念願の英語を使う仕事に就くことができました。
TOEICテストは、
・リスニング(英語を聞き取る)
・リーディング(英語を読み取る)スピーキング(英語を話す)
・ライティング(英語を書く)
と、分野に分かれて英語力を測れる唯一のテストです。
英語を勉強している人や、英語に興味がある人は是非一度受けてみてください。
あなたの英語力が、得意な部分と不得意な部分も含めて一目瞭然と分かるでしょう。
TOEICを取れば、英語のレベルを証明する資格にもなるし、自身の英語のレベルを知る良いガイドになると思います。
最後に、
私がTOEICを受けたときは、スピーキング&ライティングテストは、ありませんでした。
今度日本に帰国した時には、是非一度受けてみたいと思います。
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私の元生徒さんは800点までは届きませんでしたが
英語にも色々な学び方もあるし、好きな分野で英語を勉強していけば良いと私は思います。
結論を言うと
日本で英語を使った仕事をしたいと思うのであれば
TOEICは800点以上あった方が良いでしょう。
しかし、ただ英語をペラペラに話せるようになりたいと思っているだけであれば
TOEICは必要ありません。
まずは日常英会話を話せるようになる事から始めれば良いと思います。