お疲れ様です。
現役英会話講師の伊南拓哉(いなみたくや)です。
日本で働くことと、アメリカで働くことは、大きな違いがいくつかあります。
今回は、アメリカ人と日本人の仕事に対する姿勢の違いをご紹介します。
都会で働く人や、ビジネスマンとして働く人たちとは、多少違いがあるかもしれません。
目次
家族 > 仕事
日本に比べて、仕事よりも家族を優先する人が多いです。
職種や、雇われているのか、自営業かによっても多少違ってきます。
その為、残業はほとんどなく、断然休みや休暇は取りやすいです。
子供が熱を出し、当日休んでも、文句を言われることもありません。
休暇も1週間2週間、まとめて取る人が多いので、お互い重ならないように、調整はしますが堂々と取ることができます。
仕事の後の付き合いの飲み会がない
日本は、懇親会、忘年会、新年会、送別会、歓迎会、同期会、暑気払い、ミーティング、打ち上げ、お花見など、理由を付けて、年中飲み会を開いてますよね。
それに合わせて、上司からの誘い、取引先からの誘い、同僚からの誘いを入れると、週に何度も飲みに行かなければならない時もあります。
アメリカでは、仕事の後の付き合い飲み会は、一切ありません。
ほとんどの人が、車通勤だから、というのも一理あるかもしれません。
忘年会とか送別会とかあっても、誰かが食べ物を持ち込んで、みんなに配るとか、休憩室に置いてあって、仕事の合間につついたりするぐらいです。
辞めたい人は我慢しない
辞めたい人は、基本的に我慢せず辞めます。
ある日突然来なくなる人もいるし、仕事の途中で喧嘩などをして立ち去り、そのまま辞める人、いい条件の仕事が他にあれば、何年勤めた職場であろうと、情などお構いなしで退職していきます。
どうりでアメリカに過労死が少ないわけですね。
お客とのおしゃべりは仕事の内
日本でウェイターをしていた時、客と世間話をしていて、上司から「客としゃべる暇があるなら働け」と言われたことがあるのですが、アメリカでは、客と世間話をするのは、当たり前の光景です。
客がレジの人と世間話をしていても、次に待っている人は、イライラするわけでもなく、当たり前のように順番を待っています。
そしてその人の番が来たら、今度はその人がレジの人と会話をする。
順番待ちをしているお客同士が、世間話をするのも日常的な光景です。
客はお客様ではなくお友達感覚
日本だとお客は「お客様」であり、接客は下手に出ます。
アメリカでは、お客とは平等であり、まるで友達のようなフレンドリーさ。
お客でも間違えていることを言えば、キチンと言い返します。
手当が出ない
アメリカでは、交通費が支給されません。
その他日本のように、扶養手当、産休・育休休暇、産前産後休暇、介護休暇、生理休暇、住宅手当、傷病手当金などもありません。
アルバイトの場合は、有給や健康保険も付かない場合がほとんどです。
敬語がない
上司や年配の人と話すときも、基本的に敬語は使いません。
解雇されやすい
日本に比べて、解雇される確率が高いです。
私も経験がありますし、周りの家族や友人も何度か経験しています。
理由はそれぞれだと思いますが、上司や雇い主の条件に合わないからということが多いと思います。
机の周りは、家族やペットの写真だらけ
日本では、机の上にプライベートの写真を置いている人を見たことがなかったのですが、アメリカでは机の上や壁などに、家族やペットの写真、その人好みの飾りつけがしてあるのが普通です。
最後に、
日本と同じ、アメリカでも正社員の仕事を探すのは、ものすごく大変です。
田舎だと本当にアルバイトでさえ、あまり選択肢がありません。
都会へ行けば仕事はありますが、アメリカは交通費が出ないので、時給が安くても地元で働いた方が割がいい場合が多いです。