毎年のように日本に上陸する海外スイーツ。
可愛い見た目でインスタ映えするものが多く、また今までに食べたことがないような
不思議な味や組み合わせのものもあり、スイーツ好きでなくてもトレンドを追いかけ
たくなりますよね。マグノリアベーカリーのカップケーキやクロナッツなどを
覚えている人も多いかと思います。
しかし真のスイーツ好きなら、日本未上陸の海外スイーツもチェックしたいところ。
なかには超珍しいものや、これから日本にやってくること間違いなしのものも。
流行を先取りできると友達にも自慢できちゃいますね。
この記事では、海外で流行している最新スイーツをご紹介します!
海外のトレンドに詳しくなれるだけでなく、見ているだけでお腹が空くこと間違いなし。
旅行に行った時は、ぜひチェックしましょう!
ちなみに「スイーツ」は英語でも"sweets"(スウィーツ)=甘いものという意味で
大丈夫です。ただ、"sweets"の語尾に"s"をつけるのを忘れないでくださいね。
Do you like sweets? Let's check'em out!
クッキー・ケーキ系
やっぱりスイーツの王道と言えば、クッキーやケーキなどの焼き菓子ですよね。
毎日のように新しいトレンドが生まれているといっても過言ではないこの分野。
全てを紹介することはとてもできませんが、中でも特に最近海外で人気を呼んでいるものを5つ紹介します!
① 『ミルクバー』
『ミルクバー』はニューヨークに本店を構えるお店。
今日、世界でもっとも話題を集めているお菓子屋さんと言っても良いでしょう!
ニューヨーカーなら知らない人はいないほど大人気のお店で、開店から数年経った今でも大行列ができるほど。
店長のクリスティーナ・トシは現在最も注目されている若手パティシエで、
次々と新感覚のスイーツを生み出しています。彼女は様々な賞を受賞し、
さらに世界中のテレビ番組で取り上げられています。
2018年にはネットフリックスのオリジナルシリーズ『Chef’s Table』にフィーチャーされました。
『ミルクバー』の看板メニューは、シリアルを浸したミルクを使ったお菓子や、
「クラックパイ」と呼ばれるパイです。「クラック」とは英語でコカインの俗語で、
このパイがまるでコカインのように中毒性があることから、このように名づけられました。
(もちろん、実際にコカインが入っているわけではありません!笑)
シンプルでありながらびっくりするほど美味しい『ミルクバー』のスイーツ。日本上陸が近いことを願います!
② マラサダ
マラサダとは、もともとポルトガルの伝統的なお菓子。
イースト菌で発酵させた卵大のパン生地を油で揚げ、グラニュー糖をまぶして作られます。
なかにクリームなどを詰め込んだものもあります。
ドーナツに似ていますが、柔らかくアツアツで食べるのがおススメ。
実はこのマラサダ、今日では本場ポルトガルよりもハワイでよく食べられているのです!
中でも『レナーズ・ベーカリー』のものは、ハワイに行ったら絶対食べておきたいもの。
なんと9つもの違った種類のマラサダがあり、季節ごとの限定フレーバーも。
ふんわりもちもちのマラサダ、何個でも食べられそうです!
https://www.leonardshawaii.com/home/
③ ワッフルポップ
ワッフルポップはカリフォルニア発祥の新スイーツ。
棒つきのワッフルと言っても良いでしょう。
つまり、手を汚すことなく、まるでアイスクリームのようにワッフルが食べられるんです!
しかもただのワッフルではなくて、砕いたクッキーやキャンディー、ドライフルーツなどを
トッピングした後に、パールシュガーでコーティングしたもの。
これは美味しいに決まっていますよね!
しかも自分で好きなものをトッピングできて、見た目も可愛らしくてポップなので
インスタ映え間違いなし!
実はこのワッフルポップ、もともとは夏の野外音楽フェスで販売するために開発されたもの。
これが予想以上の反響を呼び、今では『Sweet Combforts』というお菓子屋さんの
定番メニューになっています。
http://www.sweetcombforts.com/
④ レインボーベーグル
おそらく、この記事の中で一番派手な見た目なのがこのレインボーベーグル。
そう、その名の通り虹色のベーグルなんです。
ベーグルは普通、スイーツとしては扱われないのですが、ブルックリンの『The Bagel Store』
が提供しているレインボーベーグルは紛れもないスイーツです。
恐ろしいほどカラフルで粘土のような見た目に、化学物質だらけで怖そう…
と思う人も多いかと思いますが、実は化学物質も保存料も未使用で、
すべてが手作りされているんです。
見た目からは想像できないですが意外とヘルシーで、味ももちろん抜群!結構ボリュームがあり、
ご飯代わりにしても、友達とシェアしてもOK。しかも日によって売られている色が違うんです。
実は最近、このレインボーベーグルは日本のテレビ番組で紹介され、
日本でも話題になっているんです。東京自由が丘にあるベーグル屋さん
『ニューニューヨーククラブ』で食べられますよ。
https://www.thebagelstoreonline.com/
https://tabelog.com/en/tokyo/A1317/A131703/13183324/
⑤ パヌッキー
パヌッキー?聞いたこともない言葉でなんだこりゃと思う人も多いことでしょう。
実はこれ、パンケーキとクッキーを組み合わせたハイブリッドスイーツなんです。
日本でもじわじわと広まってきているパヌッキーですが、なんとカナダのピザ屋さん
である『ボストンピザ』が発祥です。
スキレットでクッキー生地を焼き、その上にホイップクリームや、アイスクリーム、
フルーツ、ナッツなどをどーんとトッピングした、見た目も迫力のある新感覚スイーツです。
パンケーキブームを満喫しきったといった方は、ぜひ次はこのパヌッキーに挑戦してみてください。
https://bostonpizza.com/en/index.html
アイスクリーム系
スイーツを語るうえで外せないのがアイスクリーム。
最近、原宿で「溶けないアイス」が発売され話題になりましたが、世界中では他にも
変わったアイスクリームが数多く発明されています。
① 綿菓子アイス
一体どうやって…?と疑問に思わずにはいられないのが、この綿菓子アイス。
単に綿菓子味のアイスクリームという訳ではなく、なんと本物の綿菓子を凍らせてアイスクリーム
にしちゃったんです。
さらに中にはアイスクリームを包み込み、甘さ100%!
この綿菓子アイスはカナダ発祥とも、台湾発祥とも言われていますが、今日もっとも
人気になっているのはやはりお菓子の本場であるニューヨークです。
『Wu Kong』というアイスクリーム屋さんの綿菓子アイスは特にメルヘンな見た目で、
超フォトジェニックなので、試してみる価値あり。色がとにかくかわいいですね。
https://www.facebook.com/wukongus/
② ロールアイス
こちらもまた、台湾発祥でニューヨークで有名になったお菓子。
薄く広げたアイスクリームをまるでロールケーキのように巻いた、超独特なスイーツ、
ロールアイスです。
実は今年日本にも進出し、原宿の『ロールアイスクリームファクトリー』
というお店で食べられるようになりました。
アイスクリームを巻いただけというシンプルなものですが、見た目のインパクトは抜群。
実は簡単に見えて、実際は結構作るのは難しいんです。様々なトッピングを加え、
自分だけのオリジナルアイスを作ってみましょう!
https://www.yelp.com/biz/frozen-sweet-new-york
https://rollicecreamfactory.com/
ヘルシー系
スイーツは好きだけど、カロリーや健康面が気になるという人は多いのではないでしょうか。
これは海外でも一緒なんです。特に近年はヘルシー志向な人が増えており、それに伴って
スイーツも野菜や果物をメインにしたヘルシー系なものが流行しています。
ここでは、特に最近人気を呼んでいるヘルシーなデザートを3つ紹介します。
① ピカロネス
ピカロネスとは、南米ペルーの伝統的なお菓子。ペルーでは街角の露店で売られており、
国民的なスイーツとなっています。これが最近、ヘルシーで美味しいとアメリカを
はじめとした外国でも人気になっているんです。
ピカロネスを一言で言えば、野菜ドーナツ。
カモテ(ペルー原産オレンジ色のサツマイモ)、サパージョ(カボチャの一種)、小麦粉、
卵の黄身などを混ぜ合わせ、塩、アニスやシナモンなどのスパイスで味付けをします。
これをドーナツ形に丸め、3分ほど油で揚げます。最後にチャンカラと呼ばれる黒糖のような
蜜をかけて食べます。うーん、おいしそう!
もちろんこれは伝統的なレシピで、最近はいろんなバリエーションがあります。
もちもちで、意外と腹持ちも良いので食べ過ぎることもありません。アメリカでは
ロサンゼルスやニューヨークなどのペルー料理屋さんで食べられます。
https://www.yelp.com/menu/mo-chica-los-angeles-2/item/picarones
② 豆腐花
「豆腐花(トーファ)」は香港、台湾、ベトナムなどで親しまれているアジアの
ヘルシーデザートです。その名の通り、豆腐。
そのためカロリーも低く、美肌効果も高いのが嬉しいところですね。
といっても、日本の一般的な豆腐とは少し違って、石膏粉と呼ばれる粉を使っているため、
今にも崩れそうなくらい柔らかくてプルプル。そしてその上に甘いシロップをかけて
いただくのがミソなんです。このシロップは黒蜜、マンゴー、ライチ、きな粉など
多種多様なバリエーションがあります。
伝統的なデザートなので提供しているお店はたくさんありますが、特に香港の
『公和荳品廠』(Kung Wo Dou Bun Chong)は1893年創業の老舗。
ここの豆腐花は激安で超美味しいと若者の間で話題になっているんです。
ヘルシーフードの聖地、アメリカへの進出も近いのだとか…
https://www.hongkongnavi.com/food/481/
③ 『アメイズボウル』
ブラジルのスーパーフードであるアサイーを使ったスイーツ、特にアサイーボウルは
もう何年も前から話題になっており、日本でも食べられる場所はたくさんあります。
それだけ人気になっているからこそ、まだまだ進化は止まりません。
ここでご紹介するのは最新のアサイーボウルを提供するロサンゼルスの
『アメイズボウル』です。
『アメイズボウル』のボウルは、とにかく見た目が多種多様なんです!
そう、お皿やカップの代わりに、半分に割ったココナッツにアサイーを含めた
いろんな果物やグラノーラなどをいれて提供しているんです。
さらにこのボウルのベースはスムージー。だけどスプーンで食べられるほど具だくさんで
濃いスムージーなんです。しかも果物を使った定番のものだけではなく、
ターメリックジンジャーや活性炭を使ったものなど、とてもクリエイティブ。
加えて、チアシードやヘンプシードなどをトッピングすることもできます。
ビタミンいっぱいの超ヘルシーなアメイズボウル。これを食べるだけで身体が生き返った
ような感覚になること間違いありません。
ドリンク系
最後にご紹介するのは、ドリンク系のスイーツ。
ドリンクでありながらデザートでもあるこれらのスイーツは、2018年スイーツ界の
最大のトレンドだったとも言えるでしょう。
① ブージー
ブージーは英語でお酒を意味する俗語の「ブーズ」が語源です。
そう、ブージーはカクテルの進化形とも言えるでしょう。
ロサンゼルスのイタリアンレストラン&バーの『チェッコーニ』が発祥のブージーは、
苦めのカクテルに甘いアイスクリームを入れて、大きめのカクテルグラスで提供する
デザートです。
言い換えれば、エスプレッソとアイスクリームを組み合わせたアフォガートのアルコール版。
大人のクリームソーダ的存在と言ってもいいでしょう。エレガントな見た目、甘さと苦さの共演が、
大人の夜を盛り上げてくれます。
http://www.cecconiswesthollywood.com/
② 超派手なミルクセーキ
ミルクセーキはアメリカでも日本でも今や定番のスイーツ兼ドリンク。
そんなシンプルなミルクセーキで派手に遊んじゃったのがニューヨークのお店
『ニューテリトリーズ』です。
ここのミルクセーキはとにかくど派手。
ここまでやるか、とびっくりするほど、インパクト大です。
お店のスローガン「Stop making sense!(筋を通そうとするな!)」は
本当にその通りです。
カップ自体がチョコレートでコーティングされていたり、ミルクセーキのなかに
アイスクリームのコーンや棒付きマシュマロが刺さっていたり、ワッフルや
生花や虹色のお菓子のトッピング…
そう、子供の頃からの夢が叶ったようなデザートです。
ただ、カロリーには気をつけたいところ。この日一日は他のものは何も
食べない方がいいかもしれませんね笑。
http://www.newterritoriesnyc.com/
③ ゴブレット
最後にご紹介するのは全米チェーンのお菓子屋さん『シュガーファクトリー』
が提供するゴブレットです。
「ゴブレット」と呼ばれる1~2リットルは入る巨大なグラスにソーダを入れ、
上から綿菓子やアイスクリーム、キャンディー、ドライアイスなどをトッピング。
まるで魔法の世界から飛び出してきたようなドリンクです。
もくもくとドライアイスの煙が出てくる姿は圧巻。
目のまで作ってくれるサービスもあり、最初から最後まで楽しめます。
さらにアルコール入りのものも選べますので、盛り上がりたい女子会などにも
最適かもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
美味しそう、可愛い、派手な見た目に、我慢できないほどお腹が空いてきました!
最近の海外スイーツは、アジアや南米などが発祥のものがアメリカで人気になる
パターンが多いようです。また、クロナッツに始まった「ハイブリッド」な
スイーツもまだまだたくさんあります。
さらに、スイーツ系のドリンクも続々人気を集めています。
アルコール入りのものが急増中で、大人だけの特別感あふれるスイーツが人気。
デートや女子会に最適ですね。甘いものがちょっと苦手な人でも楽しめそうです。
そしてヘルシー志向な人をもスイーツ界に取り込もうと、果物や野菜を使った
ヘルシー系スイーツも増えています。カロリーを気にせず食べられますね。
ここで紹介したスイーツの多くは日本未上陸。
つまり海外でしか食べられない超レアスイーツなのです!
旅行の際にはぜひこれらのお店に立ち寄ることを忘れずに。
スイーツ好きな友達に自慢しちゃいましょう!!